このコースの楽しみ方
桜田門外の変(1860)から薩長同盟(1866)を経て大政奉還(1867)に至る、近代日本誕生の助走期 7 年間を時系列で歩くルート。維新を「成し遂げる過程」に直接関わった 6 名を順に訪ねる。
- 1860 / 桜田門外の変 — 有村次左衛門(井伊直弼を討った 22 歳の薩摩藩士、自身も切腹。幕末政治の流れを変えた直接の引き金)
- 1860s / 水戸の勤王 — 香川敬三(水戸藩出身の維新志士、勤王運動に身を投じて維新に貢献、後に皇后宮大夫として昭憲皇太后に 40 年仕える)
- 1862-67 / 倒幕運動の中核 — 大久保利通(維新三傑、公武合体から倒幕運動へと薩摩藩を導く)
- 1866 / 薩長同盟周旋 — 渡辺昇(大村藩、神道無念流練兵館塾頭として桂小五郎・伊藤博文ら長州志士と交わり、長州側を動かした剣豪)
- 西郷の伴侶 — 西郷糸子(西郷隆盛の妻、城山の夫を見送り明治・大正を生き抜いた薩摩の女性)
- 1867 / 大政奉還建白 — 後藤象二郎(土佐藩、坂本龍馬と組んで山内容堂を動かし、徳川慶喜に建白書を出させた風雲児)
約 60 分の散策で、近代日本がどう生まれたかの助走期 7 年が、立場の異なる 6 名の墓に重なって浮かび上がる。
注目してほしいのは、このコースに薩摩・水戸・大村・土佐の多様な出自が並ぶこと。維新は薩長だけの仕事ではなく、桜田門外で井伊を討った薩摩藩士、水戸の勤王家、江戸の練兵館で長州志士と剣を交わし薩長同盟を周旋した大村藩士、土佐の建白者など、立場を超えた多くの人々の手で 7 年かけて準備されたことが浮かび上がる。
維新後に活躍した薩摩・長州の元勲(松方正義・森有礼・黒田清隆など)は本コースから外し、別途「明治新政府コース」「明治・大正の宰相コース」で扱う。本コースは「維新が成る前」に絞った人選になっている。
Google Maps で散歩経路を開く
6 名の墓所を時系列順に巡る徒歩経路を Google Maps の徒歩モードで開けます。
経路順(時系列):
- 有村 次左衛門(1種ロ12号9側)←1860 桜田門外
- 香川 敬三(1種イ4号25側)←水戸の勤王
- 大久保 利通(1種イ2号15側)←薩摩維新の中核
- 渡辺 昇(1種イ12号4側)←1866 薩長同盟周旋・練兵館塾頭
- 西郷 糸子(1種イ11号21側、南端)←西郷の妻
- 後藤 象二郎(1種イ13号24側)←1867 大政奉還建白
総距離 約 1.2 km、墓所間 15-20 分(参拝込み 55-65 分)。