このコースの楽しみ方
明治・大正期に総理大臣を務めた 5 名を、首相在任順に訪ねる時系列コース。1888 年(明治21)の黒田清隆から、1926 年(大正15)の加藤高明逝去まで、約 38 年間の宰相の系譜を一筆書きで辿れる。
- 1888-89 / 国家建設期 — 黒田清隆(第 2 代総理大臣、薩摩、五稜郭攻略の参謀、大日本帝国憲法発布時の宰相)
- 1891-92, 1896-98 / 財政基盤確立期 — 松方正義(第 4・6 代総理大臣、薩摩、「松方財政」で日本資本主義の財政基盤を作った大蔵卿)
- 1913-14, 1923-24 / 大正政変・関東大震災 — 山本権兵衛(第 16・22 代総理大臣、薩摩海軍大将、大正政変後の政党政治を担うもシーメンス事件と虎ノ門事件で二度退陣)
- 1922-23 / ワシントン軍縮体制 — 加藤友三郎(第 21 代総理大臣、広島海軍大将、ワシントン会議で全権を務め軍縮を国家戦略に組み込んだ「ワシントン体制」の宰相)
- 1924-26 / 大正デモクラシーの完成 — 加藤高明(第 24 代総理大臣、名古屋、三菱財閥岩崎弥太郎の女婿、普通選挙法・治安維持法を同時に成立)
約 50 分の散策で、近代日本がどう国家を作り、財政を整え、政党政治へ向かい、軍縮と民主化の両立を模索したか — 38 年の宰相史を体感できる。
藩閥首相(黒田・松方・山本)から政党内閣の党首首相(加藤友・加藤高)へと首相の出自が変わっていく過程も読み取れる。「昭和の宰相コース」「太平洋戦争コース」「坂の上の雲コース」と並べて歩くと、明治国家の誕生から戦後民主主義まで、首相を通じて 1888-2003 年の 115 年を辿れる本サイトの主軸ルートにもなる。
Google Maps で散歩経路を開く
霊園内を北端(黒田清隆)から南端(松方正義)へ徒歩で巡る順番に並べ替えた経路を、Google Maps の徒歩モードで開けます。スマホで開けばターンバイターン案内 + 所要時間が確認できます。
経路順(地理順、就任順とは異なる):
総距離 約 1.0 km、墓所間の歩行 10-15 分、参拝・解説含めて 45-55 分。